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訃報:菅原文太氏逝去 

菅原文太氏共生園にて
1984年韓国・木浦共生園にて
 菅原文太氏が平成26年11月28日に逝去されました。菅原氏は、1985年在日韓国老人ホームを作る会のスタート時に世話人としてお力添えをいただき、募金委員長として全国で活動をしてくださいました。そして、1988年の「社会福祉法人こころの家族」設立、1989年堺市に日本初の在日韓国老人ホーム「故郷の家」の誕生を支援してくださいました。
 長きにわたるお力添えに感謝するとともに、心から哀悼の意を表します。


 会報301号に社会福祉法人こころの家族理事長尹基が『「故郷の家」の大恩人だった菅原文太さんを偲んで』の記事を掲載しております。こちらも併せてご覧ください。→会報のページはこちらから

      小さなともし火から――― 菅原文太(俳優)

 「在日韓国人老人ホームを作る会」になぜ私のような男が参加したのか。皆さん不思議に思うらしく、よく聞かれるのですが、若い頃から在日の韓国人の友人がいっぱいおりましたが、このようなことには殆ど関心がなかったのです。たまたま尹さんが朝日新聞に「在日韓国人老人ホーム」を作るということを提言されたのを女房が読みまして、「あなたの顔と名前で何かを手伝えることがあるならやりなさい」というわけで命令一下、参加したというにすぎないのであります。
菅原文太氏堺竣工式
故郷の家(堺市)竣工式にて
 さて、然しながら私の最も不得手とする「お金集め」にどう着手しようか―と半ば呆然としているのも事実なのでございます。
 最後に、日本で最初の在日韓国老人ホームが堺にできた時に、会報に寄稿していただきました記事をここでご紹介いたします。
 ところが未だに日本人からは寄付しようという申し出が全く無いので、これが非常に残念でなりません。
 この募金も先ず小さな「ともし火」からスタートさせていずれ、大きなオリンピックのあの赤々と燃える火のようなところを持って行ければほんとうにいいな、と念願し期待している次第であります。